離婚「知っトク」ブログ

【不倫】【慰謝料】言い値で払う必要はありません!請求されたらまずは弁護士に。

2016.10.15
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私の事務所には,不倫をしていわゆる貞慰謝料請求を受けた方の相談が多いのですが,
不貞行為をして慰謝料を請求されてしまった方は,自らに不貞をしたという引け目があることから,
相手の要求通りにお金を払わなければいけないと考えてしまうことがあります。
要求通り払わなければいけないのでしょうか?
そんなことはありません。
多くの場合,弁護士がしっかり交渉すれば相当減額できることがほとんどです。

そもそも,不貞慰謝料の裁判での相場は,100~300万(これは相当悪質なケースです)であるところ,弁護士からの内容証明には,300万,500万といった高額な請求がされているケースが多いのですが,これは,あくまで交渉の土台として高目な金額を設定しているだけで(もちろんそのまま払ってくれればそれはそれでよいと思っていますが),裁判でその金額が認容されるとはそれほど思っていないのです。
裁判をして一通りの主張をすれば,相場の範囲を大きく超えるということはあり得ません。相手が離婚する場合でも150万~250万あたりで収まるのがほとんどですから,これ以上の金額で支払いに応じる必要はないのです。
さらに,相手が積極的だった,こちらから関係の解消を何度も打診していた,結婚していることを長いこと隠されていた,上司部下の関係で断り切れなかった・・など,不貞相手から主張できることをチャンと主張すれば,妥当な金額で折り合いをつけることは十分に可能です。
また,弁護士に依頼すれば,相手方本人はもちろん相手の弁護士から責められることもありません。精神的にはだいぶラクになります。
高額な不貞慰謝料を請求されて戸惑っている方は,すぐになかま法律事務所にご連絡ください。