【養育費・婚姻費用】養育費・婚姻費用 新算定表 が日弁連から提言されました。

先日,このようなニュースが報道されました。

http://www.asahi.com/articles/ASJCZ566FJCZUTIL028.htm

新算定表はこちら

ざっくり言いますと,現在の算定表より1.5倍程度高くなっています。

現在の算定表の金額は,保育料にも満たなかったり(保育料が高すぎる問題はありますが),およそ子どもを育てていくには十分とは言えない金額でした。

しかしながら,実務上算定表の金額ベースで運用されており,歯がゆい思いをしておりました。

今すぐに,この新算定表が裁判所の実務として採用されることはなかなか難しいでしょう。我々弁護士が積極的に新算定表に基づく養育費・婚姻費用を主張していくことで実務の運用を変えなければいけません。

なお,この新算定表の右端には,新算定表で算定した数字よりは少し低いけど,旧算定表上の数字より少し高い数字が示されています。

これは旧算定表の算定式に現在の統計資料を反映して計算された数字です。旧算定表が作成されたころと今で生活水準に変化があったことは明らかで,統計資料を更新する必要性は裁判所から見ても否定できないところでしょう。

新算定表の算定式そのものを裁判所が採用するまでにはまだまだ時間もかかるところですが,折衷案として,この統計資料を更新した後の旧算定表に基づく算定額を主張するという方法は,新算定表が定着していない現時点で合理的な方策として有益ではないでしょうか。

上記のような主張は,その内情を踏まえて調停委員に対して説得的に主張していくのは,当事者にはとてもハードルが高いと思われます。

少しでも多く養育費をもらいたい方は,離婚事件を多く手掛け,新算定表についてしっかりキャッチアップしている弁護士に相談してみることをお勧めします。

 

 

nakamahayato