【経緯】 依頼者A(30代男性 会社員)は,既婚者B(女性,30代)と居酒屋で知り合い, 夫婦関係の相談に乗る関係だったところ, 自らが離婚したことをきっかけに,月1回程度会うようになり,半年で2回だけ肉体関係を持った。 […]
【経緯】
依頼者Aが,新入社員として入社した会社で,上司B(既婚 30代 男性)から誘われ,食事に行くようになり,その3か月後に不倫関係を持つに至った。
半年程度関係が続いたが,その間,Aは,関係解消を再三申し出ていたが,関係解消には至らなかった。
そのような中,Bの妻がBの携帯電話をチェックしたことをきっかけにAとBの関係が発覚。Bの妻からA宅に慰謝料500万円を請求する内容証明が届いた。B夫妻は離婚の協議中。
【対応】
受任のその日に受任通知を送付。相手方代理人と速やかに交渉に入る。粘り強く交渉し,着手から2か月で和解成立。
【結果】
500万円の請求に対し,解決金80万円(一部分割)で和解することができた。
【ポイント】
Bの誘いによる関係開始であったこと,Aから関係解消を申し出たことなど,減額事由を主張するとともに,Aの収入資料を早期に開示し,支払い能力に限界があることを主張しました。支払い可能な程度まで総額を減額し,かつ分割払いの要求を通すことができました。
早期対応と経済状況の開示をしたうえで粘り強く交渉したことがポイントでした。