男性からの離婚請求は本当に不利なのか?弁護士が解説します。

 

1,男性からの離婚相談の特徴

当事務所では,男性からの離婚相談も多く扱っております。

男性が離婚相談にいらっしゃる際によくお聞きするものとしては,以下のようなものがあります。

 

①「妻に浮気がバレた。浮気は遊びで離婚は考えていなかったのに,妻から離婚と高額な慰謝料を請求されている。」といった,離婚を請求されている立場のご相談

②「今付き合っている人がいて一緒になりたいから妻とは別れたい。価値観が合わないし,自分をないがしろにしているから別れたい。」といった,離婚を請求する立場のご相談

③「離婚自体は合意しているが,子供の親権を譲りたくない。」とか,「買ったばかりの家の住宅ローンがまだまだ残っており,どう処理すればいいかわからない。」といった離婚自体に争いはなく,その他の条件面で争いがあるご相談

 

男性で離婚を考えていらっしゃる方や,離婚を要求されている方にまずご理解いただきたいのは,注意しないと離婚条件が不利になるおそれが大きいということです。

たとえば,ローンの名義が男性側のみになっている場合も多く,きちんと話合わないと奥様が自宅に住み続けるのに,住宅ローンは男性が支払い続けるということにもなりかねません。

また,奥様に家計管理をすべて任せている場合,隠し口座を作られてしまって,一生懸命働いてきたのもかかわらず,財産分与で不利益を被ることもあります。

さらに,男性は,育児を奥様に任せっきりという方も多いです。このような場合,親権を取ることは非常に困難です。

このように,男性が離婚を考える場合は,離婚で不利益を被らないために,女性以上に周到な準備が必要なケースが多々あります。

 

2,男性の離婚のポイント

男性は,平日の日中仕事をされている方が多いです。しかし,調停や裁判となった場合は,平日に裁判所に行く必要がありますし,裁判所に電話をかけようにも平日の夕方までしか繋がりません。

また,調停や裁判では裁判所に出さなければならない書面も多く,それほど難しくない内容の書面であっても慣れていないと時間が取られることになります。

さらに,当然のことながら,離婚を有利に進めるには,離婚についての知識や情報が不可欠となります。日頃仕事に忙殺されている男性は,主婦の奥様に比べて,情報収集の時間が取れず,その点で後れを取ることになりかねません。

このような事情から,

対応する肉体的精神的負担を軽減するため

法的知識に基づいて妥当な主張を展開し,自分にとって有利(あるいは殊更不利になるのを避ける)に進めていくため

という二点において,

離婚に詳しい弁護士に依頼をするは男性にこそ大きいといえるでしょう。

離婚を考えている男性は,できる限り早く弁護士に相談することがまずは一番大事なポイントです。

 

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