離婚「知っトク」ブログ

解決事例(離婚訴訟) 妻からの財産分与180万の主張に対し50万円で和解離婚成立した事例

2023.12.14

・事案の概要

同居中に妻から代理人をつけて離婚訴訟を提起され、親権、養育費、慰謝料300万円、財産分与の請求がなされた。

・争点

  • 親権
  • 養育費(妻側は当初22歳の最初の3月まで6万円を主張)
  • 財産分与の金額(妻側は当初約180万円の主張、当方は約50万円の主張)

・結果

離婚訴訟終盤で、子が18歳の成人間近となったことから、子の意思を尊重して、親権者は妻とし、大学進学しない見込みであったため、養育費は18歳まで月5万円とし、財産分与は当方の主張額約50万円で和解した。

・弁護士からみた解決のポイント

同居中であるため、妻の離婚請求が認められない可能性が高いことを示唆したうえで、養育費・財産分与について当方の主張内容で妻が応じるのであれば、和解離婚に応じるというスタンスを取りました。妻側が早期離婚を望んでいたこともポイントです。

この記事の監修者

この記事の監修者

中間 隼人Hayato Nakama

なかま法律事務所
代表弁護士/中小企業診断士
神奈川県横浜市出身 1985年生まれ
一橋大学法科大学院修了。
神奈川県弁護士会(65期)